漢方薬の歴史
東洋医学、鍼灸、漢方薬の起源はとても古く、紀元前200年頃に書かれた「黄帝内経」は今でも最も重要な教科書として読まれ、その理論/治療法は何千年の時を超えて今なお変わらず臨床の場で実践されています。
2千年以上前の中国の人たちは、身近にある植物、動物、鉱物を使い、「熱が出て下痢をした時は、Aの葉っぱとBの茎を煎じて飲めば治った」「Cの花びらを使った時は症状があまり変わらなかったが、Cの種を使ったら症状が改善された」と何年も何年も試行錯誤をしてきました。もちろん、毒性のあるものを試して亡くなった人も大勢いたはずです。そんな経験から、西暦219年に「傷寒論」という最初の漢方薬の本が出来上がりました。
その本に書かれている生薬、配合の仕方は現在も使われています。
つまり漢方薬は2千年以上、人々に飲まれてきた歴史あるものであり、効果や安全性が十分実証されているお薬なのです。
漢方薬ってどんなもの?
生薬の種類は300種以上もあります。どんなものがあるかというと、生姜、しそ、桃の種、海藻、みかんの皮、たんぽぽ、桑の木、牡丹の茎など、みなさんもご存知のものがたくさんあります。それぞれがどの臓器に作用し、どんな効果があるのかが決まっていて、生薬と生薬の組み合わせによって効能は変わってきます。例えば、しょうが一つにしても生の生姜、乾燥させた干姜、焦がした煨姜/炮姜(黒姜)など数種あり、それぞれ効き目が違うのです。

どんな症状に効くの?
2千年以上も飲み継がれてきた漢方薬です。その昔は抗生物質も頭痛薬もありませんでした。つまり漢方薬はその当時から医薬品なのです。当クリニックでは、不妊治療(女性/男性)、生理痛、月経異常、更年期障害、胃腸疾患、鼻炎、咳、泌尿器疾患等の患者さんに漢方薬をお勧めしています。
どうやって飲むの?
生薬数種類を煎じ、1日2回飲んでいただきます。もし「漢方の匂いがどうもだめだ」、「忙しくて煎じられない」という方には錠剤をお勧めする場合もあります。
漢方薬の品質は大丈夫?
HP内にある「漢方薬の品質について」をご覧ください。